消費者ー生産者をつなぐプラットフォームの提案・実装

地方では、高齢化による労働人口の変化や、温暖化などの事由による気象災害の激化、地殻活動の活性化による地震・津波などの影響懸念など懸念される事項がいくつもあります。特に地域で抱える労働人口の流出については、地方が抱える多用な環境制約を受け入れた上で、新しい価値を創出し、それを契機に、都市と地方の間を人、もの、価値、金に新たな流れを生み出し、好循環を実現するためのシステムが必要です。また、温暖化や海流変化などによる、食材供給を行う水域・陸域で観察される急激な環境変化は、地域食文化における「旬」や扱われる食材そのものに変化を引き起こしています。特に水産資源においては、これまで地域で親しまれていた食材が旬の時期に収穫量が激減したり(東松島市で鮭の採取量が9割減)、あるいは消費文化の無い水産物が大量に収穫されるが海洋投棄の対象となったりしています。このような現状を受け、比較的保守性の強い地域の食文化、関連する食サービス・観光サービスなどでの消費技術について、気候変動への適応が強く求められています。

研究開発課題リーダー 古川柳蔵(東京都市大学大学院環境情報学研究科 教授)

Ryuzo Furukawa

1972年、東京都生まれ。博士(学術)。東京都市大学環境学部環境経営システム学科/同大学院環境情報学研究科教授。専門は環境イノベーション。東京大学大学院工学系研究科修了後、民間シンクタンクを経て、2005年に東京大学大学院にて博士号取得。ライフスタイルデザイン、戦前の暮らし方、ネイチャーテクノロジー、ライフスタイル変革の研究や地方・都市連携プロジェクトを行う。著書に『Lifestyle and Nature』(Pan Stanford Publishing,2019 ),『「バックキャスト思考」で行こう!』(2020),『在来知と社会的レジリエンス~サステナビリティに活かす温故知新~』(2021)等がある。
研究室ホームページ:http://ryuzofurukawa.com/wp/