グリーンジョブマーケットの醸成に向けた教育パッケージの提案・共創プラットフォームの構築

日本の各地では、都市部への若手人材流出による労働力の不足、人口減少など様々な課題を抱えています。都市部の大学へ進学し、そのまま都市部で大手企業へ就職することが好ましいという固定概念が定着し、地方衰退に一層の拍車をかけています。地元での就職を希望する学生も存在しますが、出身地での就労機会を提供する事業者が少なく、若手労働力を受け止めきれないという実態があります。

コロナ影響で都市部での就労が必ずしも必要ではない事業や、就労形態も見いだされる中、若手労働力を地域で確保する仕組み作りは重要です。また都市部と地域では存在する職種の傾向が異なるため、地域に必要な職の重要性を教育課程で理解し、自発的に地域の持続可能性を考える価値観へ転換するキャリアアンカーの醸成が重要になると考えます。それらを促進するためには、地域のグリーンジョブマーケットが魅力的なものとなり、若者主体で活性化されることが重要で、それを誘導する創発プラットフォームを構築する必要があります。

研究開発課題リーダー 三橋正枝(東北大学大学院環境科学研究科 特任助教)

Masae Mitsuhashi

1971年三重県生まれ。2001年よりフリーランスのシステムエンジニアとして、製薬会社・金融機関・メーカー・通信会社などの複数のプロジェクトを経て、2015年より東北大学大学院環境科学研究科で持続可能で心豊かな暮らし方と価値転換の研究に従事。2020年にNPO法人スマートエンバイロメンタルソリューションズ研究所を設立・代表理事。2020年合同会社こころゆたか設立。自治体のまちづくり支援業務や高校での環境教育など、社会実装に取り組んでいる。