美食地政学イノベーターズガレージ

(G cube:Gastronomy Geopolitics based Inoveters’ Garage)

美食地政学イノベーターズガレージ(Gastronomy Geopolitics based Inoveters’ Garage:G cube)では、若手研究者同士の交流の場を形成し、複数の研究者が互いに協力しあい、自身の研究の精度を上げながら、ビジョン達成に向けて若手人材が力を発揮することができる体制をつくり、G cubeで生み出される研究成果、事業提案の社会実装をプロジェクト参画者全員で支援していくことを目指す。

G cubeでは、対象地域の住民や参画機関と協力しながら地域課題の抽出・整理を行い、関係する地域のステークホルダー、事業者らと交渉・調整する力を身に着け、各々の専門分野に基づく研究成果の社会実装を強力に進めることのできる若手人材を育成する。COI-NEXT地域共創分野が求める、地域とともに新たなイノベーションを創出し社会変革に寄与することをめざし、研究者のみにとどまらず地域の若手人材の育成もすすめる。例えば若手人材を中心としたスタートアップ起業を視野に、研究開発を広い視点から企画構成し、机上研究のみに留めず、社会で広く活用され社会実装に繋がる研究成果を生み出し、地域社会と連携しながらチャレンジし続けることのできる研究者を育成する。

本支援プログラムで設定する共通テーマは、「サステナブルな食の供給に関連する資源の循環」とし、若手研究者各自が研究開発課題を設定するところからスタートする。

共通テーマに沿って、若手研究者ら各々の研究分野の視点から、研究開発課題を立案する。研究開発課題の研究内容は各々が企画立案し、育成プロジェクトチームで議論を重ね、共通テーマに基づくひとつのプロジェクトとして、研究の方向性を決定するプロセスを実行する。極力、若手みずから企画立案させることを重視するが、拠点プロジェクトリーダーおよび副プロジェクトリーダー、人材育成リーダーが必要に応じてアドバイスし、美食地政学に基づくグリーンジョブマーケットの醸成共創拠点との全体的な整合性を確保しながら、若手研究者らによる新たな研究開発課題の創出も見据え、育成プロジェクトを推進する。

メンバー

内田 正紀

Masaki UCHIDA

東京大学 農学生命科学研究科 特任研究員

愛知県出身。名古屋大学工学部卒、同大学大学院環境学研究科にて修士(建築学)取得。専門は景観デザイン、景観評価。博士前期課程にて風力発電施設の3次元景観シミュレーションによる視覚的影響評価を行った。その他、グラフィックデザインの実践等を行う。

研究開発課題5_staff田村綾海

田村 綾海

Ayami TAMURA

東京都市大学 総合研究所 特別研究員

画家。一般社団法人文化芸術循環機構代表理事。1996年生まれ。長崎県出身。デザイン専門学校卒業後、都内のデザイン事務所に勤務。百貨店のカタログデザイン、大手アパレルメーカーの広告デザイン、航空会社のカードデザインなどを手がける。2021年初のクラウドファンディングで160%を達成し、キャンピングカーで旅を始める。訪れた先で、地方で抱える課題や生産者の想いに向き合い、「観る人に未来を考えてもらう作品」をその土地で取れる廃材を使って制作している。様々な課題や想い、現状を正しく全国に届けるアートを通したメッセンジャーとして活動。初のエコアート展(麻布十番)初日完売。2回目の個展(表参道)お客さま動員数1日200名以上/作品完売。2022年大丸神戸店での個展開催2023年IKEA渋谷での個展開催。

伊藤 浩吉

Kokichi ITO

東北大学 大学院環境科学研究科 特任助教

東京都出身。東北大学農学部海洋生物科学コース卒業。藻場生物群集の調査研究を行うためにスクーバ潜水を始め、同大学院在学中に PADI OWSI 取得。東北マリンサイエンス拠点形成事業や環境省のモニタリング事業の一環で宮城県沿岸の藻場調査を行う。2021年に同大学院農学研究科で学位取得後、民間の水中工事会社に就職。全国の海域実態調査に関わる。2024年1月より東北大学大学院環境科学研究科に転職し、本プロジェクトの拠点運営に携わる。

課題3:祖父江侑紀 Yuki SOFUE

祖父江 侑紀

Yuki SOFUE

東京大学 農学生命学研究科 特任研究員

1991年北海道生まれ。博士(学術)。2014年酪農学園大学生生命環境学科卒業、2016年酪農学園大学大学院酪農学研究科博士前期課程修了、2019年千葉大学大学院理学研究科博士後期課程修了。2019年年国立千葉大学環境リモートセンシング研究センターにて特任助教,2022年東京大学農学生命科学研究科特任研究員を経て現在に至る。専門は植生リモートセンシング。モンゴルでの植生調査やフェノロジーに着目した衛星画像解析、インドネシアにおける水稲の収量調査および衛星画像を用いた水稲生育モニタリング、収量推定を実施。近年はブルーカーボンについての国際プロジェクトに参画し、インドネシア、フィリピンの土地利用・土地被覆変化の抽出とマングローブ林のマッピングを実施。

ティク オスカー

Oscar TIKU

東北大学 大学院環境科学研究科 特任助教

インドネシア出身。博士(観光科学)。2010年サム・ラテゥランギ大学(インドネシア)経済学部経営学科卒業。2014年サヒド大学大学院(インドネシア)経営学研究科博士前期課程修了。2017年琉球大学大学院観光科学研究科博士前期課程修了。2021年東京都立大学大学院都市環境科学研究科博士後期課程修了。2021年東京大学大学院農学生命科学研究科特任研究員、2022年東京大学大学院新領域創成科学研究科特任研究員。2023年東北大学大学院環境科学研究科特任助教。専門分野は観光経済・経営学で、サステイナビリティ学、エコツーリズム、インクルーシブな経済発展、先住民、諸島、美食学に関する研究に興味があります。

プロフィール

乙木 百合香

Yurika OTOKI

東北大学 大学院農学研究科 助教

茨城県生まれ。食を通して人々の幸せに貢献することを志し、東北大学農学研究科にて博士号を取得。カリフォルニア大学デービス校でのポスドクなどを経て現職。質量分析を活用し、脂質や機能性成分に焦点を当てた精密な解析を行い、これらの成分が生体内でどのように機能し、人体にどのような影響を与えるのかについて研究している。趣味は畑、料理、社交ダンス。子育て奮闘中。

課題1:メンバー 村上弘章

村上 弘章

Hiroaki MURAKAMI

東北大学 大学院農学研究科 助教

2019年 京都大学大学院 農学研究科 博士後期課程修了・博士 (農学)、同年 京都大学 フィールド科学教育研究センター 舞鶴水産実験所・博士研究員、2020年 京都大学 学際融合教育研究推進センター 森里海連環学教育研究ユニット RE:CONNECT・特定研究員を経て現在に至る。環境中に放出された生物由来のDNAである『環境DNA』を検出することで、河川や沿岸域における魚類の生態や分布推定を行っています。本プロジェクトでは、宮城県と三重県をフィールドとして、環境DNAを用いた魚類多様性評価と資源量推定を試みることで、当海域の生態保全と持続可能な漁業の実現に貢献したいと考えています。

甲田 紫乃

Shino KODA

公立鳥取環境大学 環境学部 准教授

博士(エネルギー科学)。2007年京都大学経済学部経済学科卒業。2009年京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学専攻修士課程修了。2012年京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学専攻博士課程修了。その後オーストリア政府給費留学生として、ヨハネス・ケプラー・リンツ大学社会経済心理学科にて博士研究員を2016年までつとめる。2018年より公立鳥取環境大学環境学部環境学科講師、2023年より公立鳥取環境大学環境学部環境学科准教授。
専門分野はエネルギー科学、グループ・ダイナミックス。集合体における価値観や規範の形成、伝達などを多角的な観点から研究している。趣味は映画鑑賞、音楽、読書、亀と戯れること、天体観測など。

6つの研究開発課題

研究開発課題1
研究開発課題1

研究開発課題2
研究開発課題2

研究開発課題3
研究開発課題3

研究開発課題4
研究開発課題4

研究開発課題5
研究開発課題5

研究開発課題6
研究開発課題6