~美食地政学という新しい概念~

美味しく調理する時、旨味を生み出すのに知識が必要です。食材を利用するには、その生態系の知識が必要になります。食材を楽しむ時には、文化や歴史に対する知識が必要になります。食材を生み出すための環境保全には政治的な知識や力が必要になります。未利用資源の利活用には、地域の政治の力、産業の力、教育の力を結集しなければなりません。持続可能な形で未利用資源を利活用するには、農水産資源管理とサプライチェーンのグリーン化が重要です。食材の輸入先での環境負荷への配慮も必要になります。そして消費者もそのつながりやコストを、理解する必要があります。供給されている食材の向こう側にどのような環境保全型のアクションがあるのか、自分たちが食材を消費するということはどのような環境保全行動に繋がっているのかについて理解する必要があるのです。「美食地政学」は、 食に関わる多様な知を集結し、持続可能な食を実現するための概念です。

本プロジェクトは、国立研究開発法人科学技術振興機構
「共創の場形成支援支援プログラム」(COI-NEXT)の
令和3年度採択プロジェクトです。