美食地政学イノベーターズガレージによる第4回 G-Cube蒼碧セミナーを開催しました

2025年11月18日(火)に、美食地政学イノベーターズガレージ(GCube)が主催する 第4回蒼碧セミナー『東北沿岸の海洋環境と魚類多様性研究の最前線』を開催し、42名の方に参加いただきました。

GCubeリーダーの村上弘章 助教からプロジェクト紹介と趣旨説明の後、 東北大学大学院 農学研究科の藤井豊展 准教授から、『三陸沿岸域における海洋環境と植物プランクトン群集の動態』と題し、三陸沿岸域において、海洋食物網の基盤となる植物プランクトン群集(一次生産者)の動態は、どのような環境要因から影響を受け、どのような過程を経て水産資源の生産性や生態系の変動に結びついているのかなど、これまでの調査で得られたデータを基に海洋環境についてお話しいただきました。

次に、『水中写真でたどる津波後の生物群集の変遷と水温上昇の影響』と題し、京都大学フィールド科学 教育研究センター 舞鶴水産実験所の益田玲爾 教授から、津波による大規模な撹乱のあった気仙沼市舞根湾で、2011年5月から2ヶ月に1回行った潜水目視調査における、これまでに見られた海の生物の変遷や津波後の回復と黒潮大蛇行の影響などについてお話しいただきました。潜水することにより視覚的に捉えることのできる海洋変化と合わせて、地域の海で穫れる食資源の料理法なども紹介いただきました。

その後、会場を移したポスターセッションでは、若手研究者と学生による研究発表を行い、続く意見交換会では、イギリスからクロフォード後藤花 氏とスペインから坪田天夜 氏をお迎えし、オンラインではイギリスの徳永二紀 氏と繋ぎ、海外の食に関わる取り組み事例を紹介いただきました。